ご挨拶

 戦後の日本の住宅の寿命は世界的に見ても大変に短く、建てては壊され、大切な資源を大量に消費する仕組みとなってしまっています。

住宅の価値を税法上の耐用年数のみで評価していることから耐用年数を超えた建物の価値は「0」で評価されてしまいます。歴史的に見れば戦後のわずかな期間に出来上がってしまった「消費する住宅」という価値観と概念は変えていかなくてはいけないと考えます。

人の住まいは「建物」だけでなく、周囲の環境、その地域の魅力、特性(どこに建っているのか、どんな人たちが周囲で暮らしているのか、どのような産業があるのか)など、総合的な価値により判断されるものだと思っています。築50年以上の「古民家」も再生・利活用されずに解体されてしまえば廃棄物となってしまいます。

その地域の魅力を感じ、生かして活用していくことができれば、自然の恵みである資源を大切に循環して使う日本の暮らしを取り戻し、二度と手に入れることのできない「技」と「質」を日本の心と共に大切に残して未来の子どもたちに残していける、その実現のために努めて参る所存でございます。

全国古民家活用推進協会愛知支部
支部長 社本 佳保里

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